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子供の自立後に母が陥りやすい空の巣症候群を克服する6つの対処法

◇目次◇

空の巣症候群とは
時期と症状
症状をやわらげる6つの対処法
(1) 誰かに話を聞いてもらう
(2) 運動をする、体を動かす
(3) 趣味を作る、昔の趣味を復活させる
(4) ペットを飼う
(5) 夫婦の時間を再構築する
(6) 天然のアロマでやさしく癒される
空の巣症候群にならないための予防策
まとめ


空の巣症候群とは

「空の巣症候群」という言葉を知っていますか?
子供が進学や就職、結婚などで家を出たあと、親が経験する虚しさや空虚感・孤独におそわれ、気持ちが落ち込んでしまう一時的な状態をいいます。
心の状態が、ひな鳥が巣立ったあとの空っぽの巣にたとえられ、アメリカで名付けられました。
特に子育てを中心に生活してきた母親が陥りやすいといわれています。
仕事で忙しい夫との会話も少ない状態だと、ますます孤独感に追い込まれ、心と体に様々な症状があらわれます。

春、子供たちを送り出したあと、寂しさや気持ちが沈みがちなお義母さんに、少しでもやわらげる対処法を紹介します。

空の巣症候群になりやすい時期と症状

子供の進学や就職・結婚による巣立ち以外にも、幼稚園に通いだしたことで一緒の時間が減ってしまった時などにも、空の巣症候群の症状があらわれることもあります。
また、がんばってきた仕事を辞めた時、配偶者や大切な友人が亡くなった時、可愛がっていたペットがいなくなったり死んでしまった時にも、強い孤独や、空虚感に気持ちが落ち込んでしまうこともあります。

空の巣症候群の症状は、精神面と身体面にあらわれます。
精神面では、寂しさ、不安感、虚無感・空虚感。
身体面では肩こりや頭痛、吐き気、食欲不振などがあげられます。
様々な症状となってあらわれるため、誤診されることも多く、症状がひどくなると、自律神経失調症やうつ病に発展してしまうこともあります。

症状をやわらげる6つの対処法

(1) 誰かに話を聞いてもらう

同じような気持ちを分かり合える友人に、自分の「寂しい」という思いを聞いてもらうことで、心が少し軽くなります。
逆に「ママ友には言いにくい」「ママ友に打ち明けるのはためらってしまう」と感じる方は、美容室やリラクゼーションサロンのいつものスタッフに聞いてもらうのも良いでしょう。
誰かと会う、誰かに話す、打ち明けるという行動で、気持ちが整理できて落ち着くことができます。

(2) 運動をする、体を動かす

一人ぼっちの家で沈んだ気持ちのまま過ごしていると、心も体も止まったようになってしまいます。
体の中の流れも滞り、心身ともに調子を崩してしまいます。
そんなときは少しだけ思い切って、体を動かしてみましょう。
適度な運動は良い気分転換になります。
スポーツクラブに通ったり、近所のサークルに参加するなど、外に出かけるきっかけを作ってみましょう。
体を動かし、汗をかくことで、心地よい疲労感から夜もスムーズに眠りにつけるようになります。

 

(3) 趣味を作る、昔の趣味を復活させる

趣味のグループに参加したり、習い事を始めることも沈んだ気持ちを少しずつ明るくすることができます。
共通の趣味があると話しやすく、新たな友人が作りやすいと思います。何を始めたら良いかわからないときは、昔の趣味を復活させるのも一つです。

昔アロマテラピーの資格を取りかけたけど、子供が生まれて途中になっているな・・・もう一度勉強してみようかな

学生時代に友人たちと少しだけかじったギターをまた弾いてみたいな・・・

何かに没頭する時間は、落ち込んでいた気持ちや虚無感を忘れさせてくれます。
子供中心だった日々の時間から、自分の時間にシフトチェンジする良いきっかけになります。

 

(4) ペットを飼う

動物にふれることで心が癒され、ストレスが軽減されるといわれているアニマルセラピーがあります。
自分を必要としてくれる存在が欲しいと感じるなら、ペットを飼ってみてはいかがでしょう。
癒しを求めてペットを飼うなら、全身が毛に覆われていて、なでると気持ちいと感じる動物がおすすめです。
夜行性の動物でない限り、一般的に動物たちは日中活動し、夜暗くなると眠ります。ペットとともに規則正しい生活リズムを取り戻すこともできます。

 

(5) 夫婦の時間を再構築する

子供たちが成長し家を出ると、再び夫婦二人の時間が始まります。
二人で出かけたり、一緒に料理を作ってみたり、「親」ではなく「夫婦」の時間wもちましょう。
妻ひとりで、悶々とした時間を過ごすのではなく、これからの人生をどう過ごしていくのか、夫婦で話し合うのが大切です。
家の外での趣味や仕事の友人とのコミュニケーションと、家の中の夫とのコミュニケーションのバランスがとれていると、空の巣症候群の症状もきつくあらわれにくくなります。

 

(6) 天然のアロマでやさしく癒される

植物から抽出されるエッセンシャルオイルには様々な効用があり、虚無感や落ち込んだ気持ちにやさしく働きかけてくれるものもあります。
アロマの香りは嗅覚を刺激し、自律神経のバランスを整えてくれます。また、オイルトリートメントのように、ブレンドしたアロマオイルで皮膚表面からマッサージすることで、鼻からだけでなく皮膚からもエッセンシャルオイルの有効成分を吸収することができます。

空の巣症候群の対処法におすすめの精油

ベルガモット

柑橘系の香りに甘さをプラスしたベルガモットは人気のアロマオイルです。
「天然の抗うつ剤」ともよばれ、落ち込んだ気持ちを元気で前向きにしてくれます。
ベルガモットは自律神経のバランスを整える効用があるので、ストレスからの下痢や便秘、食欲不振など消化器系の不調にやさしくはたらきかけてくれます。
ベルガモットを使用するときの注意は、光によって反応する光毒性成分を含んでいるので、日中出かける前などの使用は避けましょう。お風呂の湯船に数滴おとす芳香浴や、部屋の中に香りを漂わせるアロマデュフューザーなどでの使用がおすすめです。

オレンジスイート
柑橘系の甘酸っぱい香りで、作用も穏やかでアロマ初心者にも使いやすい精油です。
エネルギーの循環をうながす効果があり、滞った体の流れや気持ちにはたらきかけてくれます。
ベルガモットと同じように、リフレッシュ効果もあり、ストレスをやわらげ、前向きな気持ちにさせてくれます。

 

空の巣症候群にならないための予防策

親なら子供が成長し、家を出るときには誰でも寂しいものです。
寂しい気持ちがどんどん大きくなって、心が沈んだままにならないように、子供の成長を見守りながら親も心の準備が必要です。
特に一人っ子の母親にありがちですが、可愛いからと子供のことをすべてやってしまわないこと。構いすぎてしまっていると、構うものがなくなった時の空虚感が増大します。
そして子供が自立したあと、親である自分たちはどんな風に生きていくのか、第二の人生について考えてみましょう。
仕事を始めたり、趣味の時間を持つなど、母としての顔だけでなく、妻の顔、仕事や趣味の仲間との顔があれば、寂しさに沈みきることはありません。

まとめ

空の巣症候群は、必死に子供と向き合ってきた親なら、多かれ少なかれ経験する症状です。
「子離れできない親のようではずかしい」と一人で悩まないでください。
更年期の時期ともかさなり、誰もが不安定な心の状態と戦っています。
夫や友人に心の状態を打ち明ける、何十年ぶりに趣味を復活させる、久しぶりにアロマサロンに出かけてみるなど、少し勇気をだして動いてみることで、心身にあらわれていた症状は軽くなります。

親が元気そうだと、子供も安心します。
子供を巣立たせてからの第二の人生も長い!
子供たちが帰ってきた時に、ほっこりできる居心地の良い巣を守りながら、第二の人生も楽しむために心の準備を始めましょう。


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